Smileaya Project

がん患者の抑うつ・不安に対するスマートフォン精神療法の最適化研究:
革新的臨床試験システムを用いた多相最適化戦略試験

SMILE AYA Project の研究概要

SMILE AYA Project の研究概要を記載しています。

更新日:2024/04/23

研究概要

スマイルAYAプロジェクトは、スマホを使ってケアに役立つ総合的な支援を提供することで、ゆううつな気分や不安をどれくらい和らげることができるのかを調べる研究です。15~39歳のいわゆるAYA(Adolescent and Young Adult)世代の方はがんを経験した後、ゆううつな気分や再発への不安で困っている方の割合が特に多いことがわかっています。しかしその支援方法はまだ確立されていません。本研究ではAYA(Adolescent and Young Adult)世代の方を対象に、ランダム化比較試験という方法でスマホアプリによる支援の有効性を確認したいと考えております。

具体的にはスマホアプリ『レジトレ!for SMILE AYA』を用いてみなさんの症状や困りごとをスマホでチェックし、支援ホームページを通じてケアに役立つ情報を紹介いたします。また、日常生活の困り事を解決しやすいように整理し、一つ一つ解決することをサポートします。

研究に参加されたみなさまは「すぐに支援を開始するグループ」か「2か月後から支援を開始するグループ」に分かれていただきます。後者に割り振られた方は、研究開始時から8週間は通常の治療を受けながら待機していただきます(8週間が過ぎてからアプリの使用ができます)。どちらのグループに割り振られた場合でも、研究開始時と研究開始後2・4・8週目に、みなさんの気分の落ち込みや不安などについてスマホを使ったアンケート調査を実施させていただきます(実施に必要な時間は5-10分程度です)。なお、研究参加にお時間をいただく関係で、すべてのアンケートにお答えいただいた方には、研究終了後にアマゾンギフト券5000円分をお送りいたします。

研究組織

研究責任者職名・氏名 大学院医学研究科・精神・認知・行動医学 教授 明智 龍男
研究分担者職名・氏名 名古屋市立大学大学院医学研究科
精神・認知・行動医学
臨床研究医 原田 喜比古
名古屋市立大学臨床心理室 副室長 伊藤 嘉規
名古屋市立大学病院緩和ケアセンター 看護師 古川 陽介
共同研究者職名・氏名 京都大学成長戦略本部 特定教授 古川 壽亮
国立がん研究センターがん対策研究所
サバイバーシップ研究部/行動科学研究部
室長 藤森 麻衣子
名古屋医療センター
臨床研究センター生物統計研究室
室長 橋本 大哉
国立精神・神経医療研究センター
認知行動療法センター
特命部長 堀越 勝
キャンサー・ソリューションズ株式会社 代表取締役社長 桜井 なおみ
共同研究機関及び研究責任者職名・氏名 国立がん研究センター中央病院
腫瘍内科
医員 小島 勇貴
聖路加国際病院腫瘍内科 副医長 北野 敦子
帝京大学医学部緩和医療学講座 病院准教授 渡邊 温子
名古屋医療センター小児科 医長 前田 尚子
大阪国際がんセンター血液内科 診療主任 多田 雄真
広島大学病院精神科・緩和ケアセンター 講師 倉田 明子
山口大学医学部附属病院
高次脳機能病態学講座
准教授 松原 敏郎

研究説明ビデオ

この研究に興味をもってくださった方は、より詳しい内容を説明したビデオを用意いたしましたので、ご覧いただき、研究参加をご検討いただければ幸いです。そのうえで研究にご協力をいただける方は、「研究説明文書」をお読みいただき、ホームページから申し込みをしてください。

研究説明ビデオをご覧いただいた方へ

研究にご協力をいただける方は、「研究説明文書」をお読みいただき、ホームページから申し込みをしてください。